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NFCが実現する近未来ソリューションをいくつかご紹介します。

今後、様々な携帯機器にNFCが搭載されていくことが予想されます。例えば、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラと、その受け手となるパソコンやテレビの双方にNFCが搭載されれば、撮影した写真を今よりもずっと簡単に、“かざすだけ”で大画面で見ることができる様になります。また、NFCをプリンタに搭載すれば、“かざすだけ”で写真のプリントをすることもできるでしょう。

写真や動画など、比較的大きなデータを転送する場合、Bluetoothなどのより高速で通信距離も長い通信規格を使用します。通信距離が長いワイヤレス通信規格では、その長い通信距離の為に盗聴などの危険性が大きくなります。その為、Bluetoothの通信手続き(ペアリング)は非常に煩雑で、一般ユーザからは敬遠されがちです。NFCは通信距離が10cm以下と短く、機器同士をかざす(10cm以下に近づける)という明示的な行為をトリガーに安全な通信を行うことができます。NFC通信でBluetoothの通信手続きを行えば、簡単に安全で高速なデータ転送が行えます。
駅やカフェなどでの無線ブロードバンド(WiFi)サービスが普及してきました。現在提供されているサービスは、あらかじめ月額のサービス利用料を支払い、サービス事業者により発行されるIDとパスワードで利用するものがほとんどです。それらのサービスを利用するには、自分が利用するサービス事業者向けに設定をあらかじめしておく必要があり、大変面倒です。
NFC対応WiFiブロードバンドサービスが普及すると、サービス利用者はICカードやIC携帯電話をパソコンに“かざすだけ”で、無線ブロードバンドが利用できるようになります。

無線ブロードバンドサービスを提供する店舗では、サービスの時間購入をした利用者に対し、アクセスキー(WiFi接続に必要な情報…SSIDと暗号キー)を発行します。この時、アクセスキーはICカードやIC携帯電話を媒体とします。利用者は、アクセスキー発行端末にICカードをかざし、アクセスキーを受け取ります。そして、そのICカードを自分のパソコンのNFCリーダにかざすだけで、接続設定が行われ、インターネットに接続されます。

アクセスキーは店頭だけではなく、携帯電話で直接購入できるようにすることも可能です。IC携帯電話なら、購入したアクセスキーは内蔵のICに保存されます。それをパソコンにかざせば、接続完了です。携帯電話のGPS機能を併用し、最寄りのアクセスポイントを検索できるようにすればより便利になるでしょう。
