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Bluetooth(ブルートゥース)

ノートパソコンやタブレットPC、携帯電話や健康測定器などを結ぶ短距離無線通信規格。2.4GHz帯の無線を使い、半径10mから100mの距離で最大3Mbpsの通信を行う。パソコンのワイヤレスキーボードやマウス、携帯電話のワイヤレスヘッドセット(頭部装着型受話器)などに搭載されている。同じ無線通信規格でも、NFCとは通信距離や用途が違うため、お互いを補完する関係が期待されている。

FeliCa(フェリカ)

ソニーが開発した非接触ICカードの規格。ISO/IEC 14443 Type AやType Bに比べて通信速度が高速化されている。Type Cとして提案されたが、承認されなかった。国内では交通カードや電子マネーとして広く普及しており、おサイフケータイにも採用されている。

ICカード(アイシーカード)

IC(情報の記録や演算をするための集積回路)を内蔵したカード。
セキュリティ機能を強化したクレジットカードや(銀行の)キャッシュカード、ETCカードなどは接触ICカード。交通カードのSuicaやPASMO、ICOCAなどや、電子マネーのEdy、nanaco、WAONなどは非接触ICカード。その他、住民基本台帳カードや企業の社員証などでも活用されている。

ICタグ(アイシータグ)

非接触ICカード同様、IC(情報の記録や演算をするための集積回路)が埋め込まれたタグ(札=ふだ)。小型化、薄型化が進み、紙の中に埋め込むことが可能。現在広く普及しているバーコードに代わる個体識別方法として期待され、物流や小売分野での活用が始まっている。バーコードと違い、一度に複数のIDを読み取ることができたり、箱を開けなくても中の物品に付与されたIDが読めるなど、作業効率を劇的に改善することができる。

IrDA(アイアールディーエー)

IrDA(Infrared Data Association)は赤外線によるデータ通信を規格化している団体で、また、その通信規格そのものの名称。Bluetooth登場以前に広くノート型パソコンや携帯電話に採用され、現在でもほとんどの同機器に搭載されている。近距離無線通信に分類される。赤外線を使用しているため指向性が高く、通信時には機器の受発光エリアを向かい合わせる必要がある。

ISO/IEC(イソ/アイイーシー)

ISO(International Organization of Standardization)は、日本語では国際標準化機構と訳される。工業分野の国際的な標準規格を策定する非営利団体。ある規格が国際標準として承認されると、ISO 14443の様に承認番号が振られ、国際標準規格として識別される。工業分野の中でも、電気・電子分野の国際標準規格はIEC(International Electrotechnical Commission = 国際電気標準会議)で策定される。双方に関連する分野はISOと共同で策定されるため、その場合はISO/IEC 14443の様に承認番号の前に双方の略号が併記される。

ISO/IEC 14443(イソ/アイイーシー14443)

13.56MHzの無線を利用して通信を行う近接型RFIDの国際標準規格。Type A、Type Bの2種類がある。

ISO/IEC 14443 Type A(イソ/アイイーシー14443タイプエー)

フィリップス(現NXPセミコンダクターズ)が開発した非接触ICカードの規格。国内ではたばこカード(taspo)などに採用されている。

ISO/IEC 14443 Type B(イソ/アイイーシー14443タイプビー)

モトローラが開発した非接触ICカードの規格。住民基本台帳カードや運転免許証に採用されている。

ISO/IEC 15693(イソ/アイイーシー15693)

ISO/IEC 14443と同じく、13.56MHzの無線を利用して通信を行う近傍型RFIDの国際標準規格。14443に比べると若干通信可能距離が長く(10cm以下)、バーコードの代わりのICタグとして小売などで普及しだしている。

MIFARE(マイフェア)

フィリップス(現NXPセミコンダクターズ)が開発した非接触ICカードの規格で、ISO/IEC 14443 Type Aに準拠する。世界で最も普及しているICカードで、特に欧州の公共交通機関などで広く普及している。2011年9月末現在累計35億枚以上発行(NXP発表による)されている。国内では、2008年に導入されたたばこカード(taspo)で採用されている。

P2P(peer to peer ピア トゥ ピア)

広義な意味では通信関係の技術用語で、1対1の対などな関係にある端末間で相互にデータを送受信する通信 方式を表す。
NFCでは特定な意味で使われることが多く、NFC搭載端末(例えばNFC携帯電話)同士を近づけて、赤外線通信のように自分のプロフィールファイルを転送したり、相手側のアプリケーションを起動してインターネット上の特定URL画面を表示させたりするなどの技術的な仕組み全体を表す。

RFID(アールエフアイディー)

RFID(Radio Frequency IDentification)は、非接触のICカードやICタグ、またはその技術の総称。電波や電磁界などを用いた無線通信で、カードやタグに書き込まれたID番号などの情報をやりとりする。

RFIDリーダー・ライター(アールエフアイディーリーダー・ライター)

非接触ICカードやICタグに記憶されている情報を読み出したり、任意の情報に書き換えたりする装置。アンテナから電波(もしくは電磁界)を発し、それを受信したRFIDと通信を確立、データの送受信を行う。ICカード対応自動改札機の交通カードをかざす領域や、小売店のレジに接続、もしくは搭載された電子マネーを置く場所がリーダー・ライター、もしくはそのアンテナである。

SE(Secure Element セキュア エレメント)

外部からの悪意を持った解析攻撃に耐えられるように設計され、データを安全に格納するメモリや、暗号ロジック回路(機能)を内蔵した半導体製品の総称。
本来はICカードチップのコア部分や、暗号化回路を搭載したリーダー・ライターのマイコン部分などを広く表すが、最近では携帯電話に搭載されるUIM(またはSD Cardや特定目的のIC Chip)を指す場合が多い。
日本ではUIM をSEとして利用する方式が主流となると予想されるが、海外ではクレジット会社主導でSD CardをSEとして利用する案や、専用の内蔵ICをSEとして使う案が検討されている。

TSM(Trusted Service Manager ティエスエム)

NFC端末に搭載されるSEを管理し、アプリケーションをセキュアに運用するシステム、またはサービス。
携帯利用者は複数のサービスを使うことが想定されるため、利用者に代わり特定の事業者がSEを安全に管理し、各サービスが使うデータ領域を規定・コントロールする必要がある。また、各サービス事業者も個人情報や電子マネーデータなどを暗号鍵を用いてセキュアにリードライトすることが求められる。それらの機能を提供するシステムが総じてTSM。
TSMは(通常は携帯回線を通じ)セキュアエレメントをコントロールしたりデータアクセスに用いられる仕組みのため、高度な信頼性や可用性が求められ、共同運営によるコスト低減案も検討されている。

Wi-Fi(ワイファイ)

構内LAN(ローカルエリアネットワーク)で広く普及している無線通信規格IEEE 802.11に準拠した製品を総称する言葉。元々は業界団体Wi-Fi Alliance(ワイファイアライアンス)の名称で、同団体が機器相互間の接続性を認定した製品のみがWi-Fi Certified(Wi-Fi認定済み)を名乗ることができる。現在では、数あるIEEE 802.11規格の総称として使われることも多い。近年出荷されたほとんどのノート型パソコンに搭載されている。アドホックモードという1対1の通信もできるが、ベースステーション(基地局)を設置し、複数台のパソコンをネットワーク接続する使い方が一般的。