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NFC & Smart World 2014


第1回NFC & Smart WORLD 2014


2014年3月4日(火)〜7日(金)までの4日間、東京ビックサイトにて「NFC & Smart WORLD 2014」が開催され、今年も多くの人で賑わいを見せた。

 

今年、トッパン・フォームズ株式会社は、TFペイメントサービス株式会社と共同出展。クラウド型決済プラットフォーム「Thincacloud/シンカクラウド」と各種サービスの連携を中心とした紹介を行った。


以下に主な出展内容をリポートする。


シンカクラウドとは

シンカクラウドは、NFC技術を使った電子マネー決済およびポイント決済を可能とするクラウド型プラットフォームサービス。従来型の業務用のハンディーターミナルやPOSレジはもちろん、スマートフォンやタブレット端末においても電子マネー決済が可能。店頭での対面決済、ネット通販での非対面決済において、幅広い機器で素早い決済サービスの提供ができる。

 

昨年シンカクラウドは国際標準規格コモンクライテリア認証を取得。クラウド決済サービスとして、各構成要素において適切なセキュリティレベルを確保していることを、第三者機関により評価・認定されるのは、国内初の事例である。

 

<シンカクラウドと各種連携サービス>

カプセル自動販売機×シンカクラウド

Thicacloud

非接触IC技術NFCを活用、安全かつ簡単にクラウド型電子マネー決済を実現する

アミューズメント機器などへの導入で消費税対応に最適!

今回特に注目となっていたのは、「カプセル自動販売機向け 電子マネー決済」である。クラウド型決済プラットフォームシンカクラウドと連携させたことにより、サーバー上での価格設定が可能となり、硬貨のみの固定額決済から、電子マネーで1円単位での決済を可能とした。消費税率改定に伴う価格変更等に、臨機応変な対応を行うことができるところが最大の魅力である。

 

今までも技術的にはカプセル自動販売機に電子マネー決済を利用することは可能であったが、コストが問題点であった。しかしながら、シンカクラウドを利用することで、読み取り周りのハードウエア部分のコストを軽減させることができる。

 

来年度から、導入実験が行われる予定である。

 

電子マネー決済電子マネー決済

ITテレビモニター×シンカクラウド

ソリューション型テレビでインターネット決済

 

「ITテレビモニター」(シャープ株式会社)とシンカクラウドのサービスを連携し、インターネットやビデオ・オン・デマンドなどの決済手段として、電子マネーを使ったインターネット決済を実現させるデモンストレーションを行った。また、アプリケーションのカスタマイズも可能であるため、病院やホテル、スポーツクラブといった施設における利便性の向上や付加価値提供を行うことができる。


ITテレビモニターITテレビモニター

 

 

 

「Tolphin(トルフィン)」×シンカクラウド

とってつなげる送客プラットフォーム

「Tolphin(トルフィン)」×シンカクラウド菱洋エレクトロ株式会社のアプリ「Tolphin(トルフィン)」は、音・画像・動画を「きっかけ(トリガ)」として、指定のコンテンツに展開させることができるアプリである。そのアプリとNFC機能、シンカクラウドを連携させることで、オフラインからオンラインへの送客につなげる。


会場では、音をトリガとしてTolphinでクーポンを取得。そこから実際に店舗でクーポンを使用し、電子マネーで決済を行うまでの一連のデモが行われた。

 

スマートフォンでTolphinを立ち上げ、指定の音声を認識するとクーポン情報が取得できる。そのクーポン情報画面をNFC機能がついた店頭端末にかざすことで、クーポン利用が可能となる。あとは、電子マネーカードをかざせば決済完了である。


「Tolphin(トルフィン)」×シンカクラウドクーポンの取得カウントや日時の分析、電子クーポンの発行から利用も可能である。そのため、送客分析や販促手段の効果測定なども実践することができる。


 

 



POS連動決済システム「UNITE-R2 POS」(株式会社ソリマチ技研)

POS連動決済システム「UNITE-R2 POS

POS連動決済をスピーディーに実現


この度、シンカクラウドが、業務用POSアプリケーションとしても実績のある
株式会社ソリマチ技研の「UNITE-R2 POS」と連動した決済システムをリリースした。

 

シンカクラウドの最大の特徴でもあるシンクライアント方式(決済機側に暗号鍵を持たず、サーバー側でオンライン処理を行う)の強みを生かし、安価なNFCリーダー・ライターでの対面決済を実現。複数ブランドの電子マネーでの決済を簡単に実現することができる。


今回のデモでは、シンカクラウドによる電子マネー決済が完了するまでのスピード感を体感した。 カードをかざしてレシートが出るまでの速さには驚いた。決済スピードは平均1秒以内であるとのこと。(有線LAN接続環境の場合)

 

 

POS連動決済システム「UNITE-R2 POSまた、NFCに対応していないiPadなどの端末も、外付けのNFCリーダーライターを接続することで、電子マネー決済が可能となる。

従来の高価な決済端末が不要になる点や、複数ブランドの電子マネーが利用可能となることで、費用負担を軽減させることができる。また、決済スピードの速さから、レジ業務の効率化も期待できる。


 

 


電子マネー対応モバイル決済端末×シンカクラウド

一台でマルチな決済手段が可能!

 

電子マネー対応モバイル決済端末×シンカクラウド 今回、電子マネー対応モバイル決済端末でシンカクラウドが対応開始となったのは、株式会社ネットアライブが販売する「VEGA5000S H」と、日本ポステック株式会社が販売する「E550QG3 WF+RF PO」である。


一台で電子マネーとクレジットカード等の決済を可能にしたことで、マルチな決済手段を提案することができる。



電子マネー対応モバイル決済端末×シンカクラウド電子マネー対応モバイル決済端末×シンカクラウド

その他にも、情報KIOSK端末「MEDIASTAFFシリーズ」等、さまざまな決済機器に
シンカクラウドを対応させていく予定である。


T.E.A.S.E.(trac.engage.advertise.sell.enhance)/参考展示

Bluetoothによるビーコンを利用した顧客誘致システム

 

T.E.A.S.E.(trac.engage.advertise.sell.enhance)/参考展示

ある一定のエリアに入ったときに、ユーザ側に「プッシュ型」の情報発信ができるビーコンを利用した顧客誘致システムがT.E.A.S.E.である。デモでは、実際にスマートフォンを使用し、クーポンの取得して利用するまでの流れを行った。

顧客にタイムリーな情報を提供できることから、店舗への呼び込みと同時に購買の喚起を促し、小売店の売上拡大を目指す。また、取得情報を蓄積していくことも可能であるため、顧客動向を把握することができ、効果的な商品配置設計等に生かしていくことも可能である。

T.E.A.S.E.(trac.engage.advertise.sell.enhance)/参考展示


 

SWDRDFISH All-in-One(ソードフィッシュオールインワン)/参考展示

自動販売機向け多機能非接触決済モジュール

 

SWDRDFISH All-in-One(ソードフィッシュオールインワン)/参考展示 世界中で最も適応性の高い非接触決済モジュール「ソードフィッシュ」を使用し、自動販売機での購入から決済までを行う一連の流れのシュミレーションが行われた。


ソードフィッシュは、FeliCaだけでなく、海外で広く普及している非接触ICカード規格MIFARE や CEPASにも対応しているため、グローバルな対応が可能である。また、WiFi、3G等の無線通信を利用してホストシステムに接続することができ、リモートで自動販売機内の残数管理を行うことが可能であるため、業務効率のアップにもつなげることができる。


SWDRDFISH All-in-One(ソードフィッシュオールインワン)/参考展示SWDRDFISH All-in-One(ソードフィッシュオールインワン)/参考展示



ハードウェア

卓上型NFCリーダー・ライター「TC63CUT021」

 

卓上型NFCリーダー・ライター「TC63CUT021」 本製品は、公的個人認証サービスの適合認証を取得しており、且つFeliCa性能検定Mクラス(最大通信距離25ミリメートル以上)に合格している。また、シンカクラウドを使った電子マネー決済に対応しているため、行政サービスと電子マネー決済の両サービスに、1つのリーダー・ライターで対応可能である。


【利用用途の想定】

●自治体窓口での利用や住民基本台帳カードを利用したサービス

●コンビニエンスストアなどで提供されている住民票や印鑑証明の取得サービス

●スマートポスターなどの送客施策で利用されるNFCタグの読み取り

●会員証の認証やポイントシステム/入退室システム


卓上型NFCリーダー・ライター「TC63CUT021」本体上下に設置されたLEDは、アプリケーションやリーダー・ライターの状態を7色で表現することが可能であるため、視覚的に捉えやすいところも魅力である。

 

光のバリエーションは、「BLUE」「GLEEN」「CYAN」「RED」「MAGENTA」「YELLOW」「WHITE」である。

 

共通番号(マイナンバー)制度対応も視野に入れており、今後もさまざまな公的認証サービスに対応した製品群の提供が期待される。



NFCリーダーライター(モジュールタイプ)

 

NFCリーダーライター(モジュールタイプ)

卓上型のものと併せて、タブレット端末やPC、プリンター、家電製品などへ組み込み可能なモジュール対応のNFCリーダー・ライターも展示されていた。


【特徴】

● さまざまな非接触型ICカードに対応

●シンカクラウドとの連携が容易
● ICカードの標準的なインターフェースに対応

● CCID対応のため、Windows環境にてスマートリーダー用のデバイス固有のドライバーが不要
● ご利用用途、インターフェース形状に応じて各種モジュールを選択可能



 

 

トッパン・フォームズ

 

今回、TFペイメントサービス株式会社をはじめ、パートナー企業と共同でシンカクラウドと各種サービスによる様々な連携を紹介したトッパンフォームズ。

今回の展示で今後可能となるシンカクラウドの利用パターンの多様性を実感することができた。

 

このように、トッパンフォームズが掲げている「電子マネーサービスの提供だけでなく、進化し続けるクラウドサービスの提供を行う」といったシンカクラウドの目標をカタチとして表現した展示会であった。

またシンカクラウドだけでなく、従来から行っているハードウェアの開発に関しても今後も継続して行っていくということで、今後、更なるサービスの発展が楽しみである。

 

取材 ヒトワットLLC 原田由希